【8月13日 AFP】西アフリカのマリでイブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)元首相とスマイラ・シセ(Soumaila Cisse)元財務相とで争われた大統領選挙の決選投票は12日、シセ氏が敗北を認め、ケイタ元首相の勝利が確実となった。

 11日に行われた決選投票の公式な開票結果はまだ発表されていないが、シセ氏はAFPに対し、「ケイタ元首相のもとを訪れ、元首相の勝利を祝福するとともに、マリのためにも幸運を祈ると伝えた」ことを明らかにした。

 先に選挙管理委員会の関係者は、ケイタ元首相が開票分の3分の2を得票し圧倒的にシセ氏をリードしていると伝えていた。

 勝利を確実にしたケイタ元首相には、軍事クーデターやイスラム武装勢力との戦闘を含め、1年以上におよぶ政治的混乱が続くマリでの新たなかじ取りが求められる。(c)AFP/Stephane Barbier