【8月10日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)は、プレシーズンの親善試合7戦で3敗目を喫したチーム状態に関し、何も心配は要らないと断言した。

 マンチェスター・ユナイテッドは、9日に行われた親善試合でセビージャFC(Sevilla FC)に敗れている。 

 デビッド・モイーズ(David Moyes)監督は、思わしくない結果とともに、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)の移籍願望や新戦力の獲得失敗など、就任後の数週間は困難に耐え続けている。

 チームがセビージャFCとのリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)顕彰試合に向けて調整する一方で、27歳のルーニーは強度を高めた練習をするため、その前日と当日はリザーブチームでの練習を行った。

 ルーニーは、東アジア、オーストラリアへのプレシーズン遠征の初日にハムストリングを痛め帰国し、6日にスウェーデン1部リーグのAIKソルナ(AIK Solna)と1-1で引き分けた親善試合は、肩の故障のため欠場している。

 ルーニーは、モイーズ監督就任後初のホームでの一戦となった9日の試合では、スタジアムに姿を見せなかった。この試合、マンチェスター・ユナイテッドは1-3で敗れ、新指揮官就任後7試合で失点の合計は13になった。

 マンチェスター・ユナイテッドは、11日にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われるFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2013)のウィガン(Wigan Athletic)戦のあと、17日には連覇を狙う13-14シーズンのリーグ開幕戦のスウォンジー・シティ(Swansea City)戦を迎えることになる。

 しかし、センターバックを務める34歳のファーディナンドは、昨シーズン終了後に退任したアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏を引き継いだモイーズ監督の下、チームが不調にもかかわらず、心配する理由は何もないと断言した。

「フラストレーションはある。僕らは全ての試合で勝ちたいのだから、敗戦には失望する。でも、まだ勝ち点3を争っている訳ではないから、ついているよ」

「コミュニティーシールドは重要な試合で、トロフィーを得るチャンスもあるから勝ちたい」

「とはいえ、僕らはリーグ連覇を望んでいるのだから、直近で最も重要なのはスウォンジーとの試合なんだ」

(c)AFP/Graham Chase