【8月9日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のマイアミ・ヒート(Miami Heat)に所属するレブロン・ジェームズ(LeBron James)が8日、陪審員を務めるための準備を整え裁判所に出向いたものの、公判は開かれなかった。

 同日朝、ジェームズは米オハイオ(Ohio)州サミット(Summit)郡の裁判所に向かう前にツイッター(Twitter)で、長時間待たされた場合に読む本を手にした自分の姿の写真を「陪審義務の時。市民の義務を果たす時が来た」というコメントとともに投稿した。

 地元紙によると、ジェームズの出現により裁判所は混乱を来したため、陪審員候補者が法廷に先導されるまで、ジェームズは裁判所職員の待合室で待機を許された。

 裁判所の警備員は地元紙に対し、「彼が入ってくるやいなや、私は部屋を見渡しました。皆さん、すぐさま彼が誰だか理解していましたね。互いにささやき合っている動作を目にするのは妙な感じでした」と語った。

 被告人が公判前手続きで薬物犯罪の罪状を認めたため、ジェームズら陪審員候補者の約50名は約1時間後に帰宅した。

 米国国内では陪審員の参加は義務とされているが、繰り返される召喚状の無視はに違法性はない。しかしながら、厳しい処分を受ける場合もある。(c)AFP