【8月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は10日、フィンランドのヘルシンキ(Helsonki)でマンチェスター・シティ(Manchester City)とプレシーズン親善試合を行い、3-1で勝利した。

 シティがモチベーションの低いプレーで敗戦を喫した一方で、アーセナルは勝利こそ掴んだものの説得力に欠けるプレーを露呈し、リバプール(Liverpool FC)のルイス・スアレス(Luis Suarez)獲得を所望し続けている所以を見せた。

 特にストライカー陣の攻撃力の低さが目立った。アーセナルはオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)がFWとして1得点挙げたものの、試合を通じてMF主導の攻撃が多く、シュートの数も少なかった。

 試合は前半9分、アーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)からの鋭いスルーパスを受けたセオ・ウォルコット(Theo Walcott)が、シティのGKジョー・ハート(Joe Hart)を飛び越えるチップシュートでゴールネットを揺らし、アーセナルに先制点をもたらした。

 後半9分にはラムジーが敵のディフェンスラインを潜り抜けて、ゴール前でウォルコットからのパスを受てチャンスを得る。阻止しようとするシティのハートとヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)の努力空しく、ラムジーはシュートを決め、チーム2得点目を挙げた。

 同13分には後半から交代でピッチに入ったジルーが、ハートとコンパニーによるディフェンスのミスをつき、器用なチップシュートで得点を3-0とした。

 後半33分にはアルバロ・ネグレド(Alvaro Negredo)がシティにとって今試合唯一のゴールを決めたが、焼け石に水となった。(c)AFP