【8月4日 AFP】完成すれば世界で2番目に高い超高層ビルとなる中国・上海(Shanghai)の上海タワー(Shanghai Tower)が3日、主要構造部の建設を完了した。建設費およそ148億元(約2388億円)をかけて造られる上海タワーの最終的な高さは約630 メートルになる予定だ。

 地上580メートルの高さでクレーンが最後の鉄骨を積み上げた時点で、上海タワーは台湾にある高さ509メートルの超高層ビル「台北101(Taipei101)」を追い抜き、アジアで最も高いビルとなった。世界的には、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)にある高さ約830メートルの「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」に次ぐ高さだ。

 上海タワーは、これまで中国で最も高いビルだった高さ492メートルの「上海環球金融中心(Shanghai World Financial Center)」に隣接する場所に建設されている。

 建築物関連の調査会社エムポリス(Emporis)によると、上海タワーを除いても、ビルの高さで世界の上位10位までに中国のビル3棟が入っている。(c)AFP