【8月2日 AFP】アフリカ連合(AU)は2日、ジンバブエで行われた大統領選および総選挙について、「有効」であるとの見解を示した。7月31日の投票に関しては、投票用紙の紛失や有権者が投票所から追い返されるなどの問題が報告されていた。

 アフリカ連合の選挙監視団を率いたオルセグン・オバサンジョ(Olusegun Obasanjo)前ナイジェリア大統領は、「選挙は自由で正当に行われた」との声明を発表。「回避できた問題はいくつかあったものの、投票結果に有権者の意志が反映されていないとは考えにくい」とし、報告された問題が選挙結果に影響を与えてはいないとの見方を示した。

 現職のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(89)陣営は1日に勝利宣言したが、対立候補のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)首相は選挙を「茶番」と批判し、ムガベ陣営の勝利は無効だと主張している。(c)AFP