【7月30日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)から期限付きでイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)に移籍したGKのホセ・マヌエル・レイナ(Jose Manuel Reina)が29日、移籍を強いられたことについてリバプールを批判した。

 ここ数か月にもわたって移籍が取り沙汰されていたレイナは、29日にナポリに入団。今後はかつてリバプールで指揮を執っていたラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督の下でプレーする。

 スペイン代表も務めるレイナは昨シーズン終盤、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)入団が噂されていた。

 最終的にはバルセロナへの移籍は実現しなかったが、その間リバプールのブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督は、サンダーランド(Sunderland AFC)からGKシモン・ミニョレ(Simon Mignolet)を獲得した。

 ミニョレが加入したことにより、週10万ポンド(約1500万円)の報酬を受けているとされるレイナはリバプールで不要とされ、クラブでの活躍の場を失いそうになったためナポリへの移籍を余儀なくされた。

 2005年にスペインのビジャレアル(Villarreal CF)からリバプールに加入したレイナは、自身の将来について自ら選択できなかったことに失望したと語る。

「悔やまれるのは、リバプールからの去り方だ」とレイナは自身の公式サイトでコメントした。

「当然ながら、リバプールが僕に何も言わずにナポリにレンタル移籍させようと決めたことに、がっかりした。サッカーでは難しい選択もあることは分かっているが、もっときちんとした対応を受ける権利を僕は持っていると思う」

 レイナはかねて、もしバルサからオファーを提示された場合にはそれを受けたいとリバプールに伝えていたと認める。しかし、それでもリバプールの対応には驚いたという。

「もしオファーがなかったら、リバプールとの契約を延ばしたいともクラブには伝えていたんだ。バルサが僕の獲得に乗り出しているという噂があったから、もしそれが実現したら、母国に帰るいい機会だと思った。しかしそれはオファーがあったらの話。なかったらリバプールでプレーしたいと監督には伝えていた」

「バルサからオファーが来なかった時、僕はリバプールで自分の居場所をかけて戦いたかった。しかし、クラブはクラブの利益のために僕をナポリに放出することに決めた」

 レイナは今後ナポリでプレーするものの、契約上は2016年までリバプール所属ということになる。 

 リバプールでFAカップ(FA Cup)とリーグ杯優勝を経験したレイナは、クラブのマネジメントには不満があるというものの、チームで過ごした日々はいい思い出として残っているという。

「リバプールは特別なクラブ。2005年に加入して以来、そこまで多くのトロフィーを手にすることはできなかったが、トロフィーと同じくらい大事な経験を得ることができた。クラブや人に対する僕の気持ちは変わることはない」

「今後の新しいチャレンジを楽しみにしなければいけない。これまで一緒に働いた中で最高の監督であるラファエル・ベニテスのもとでね」

(c)AFP