【7月28日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード（Real Madrid）は27日、所属するアルゼンチン代表のゴンサロ・イグアイン（Gonzalo Higuain）について、イタリア・セリエAのナポリ（SSC Napoli）への移籍が決定したと発表した。

　クラブは公式ウェブサイトで、「レアル・マドリードは、ゴンサロ・イグアインのナポリへの移籍が決まったことを発表する」と声明を出した。

「在籍中にイグアインが見せた献身とプロフェッショナリズムに感謝の意を示したい。新たな挑戦で成功を収めることを心より願っている」

　イグアインは前シーズン終了時点で退団の希望を公にしていたが、移籍に関する憶測はこれで終息することになる。

　25歳のイグアインは、レアルに在籍した6年半で公式戦120得点以上を挙げており、移籍先としてはセリエAのユベントス（Juventus）やイングランド・プレミアリーグのアーセナル（Arsenal）が有力候補に挙がっていたが、どちらもレアルが求めていたとされる3700万ユーロ（約48億円）の支払いを望まなかった。

　その中でナポリは、16日にエディンソン・カヴァーニ（Edison Cavani）をフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン（Paris Saint-Germain、PSG）へ6400万ユーロ（約83億6000万円）で放出したばかりということもあり、レアルの要求を満たせる状態にあった。

　7月初めにはラウル・アルビオル（Raul Albiol）とホセ・マリア・カジェホン（Jose Maria Callejon）がナポリに加入しており、イグアインはレアルの元チームメイトと再び合流することになる。(c)AFP