【7月25日 AFP】「パパブッシュ」の通称で知られるジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元米大統領(89)が、自分の警護官の白血病の息子への連帯を示そうと今週、頭を丸刈りにした。

 ブッシュ元大統領の事務所が公開した写真には、車椅子に座った元大統領が、白血病で治療を受けているパトリック君(2)を膝に抱き、よく似た青色のポロシャツとカーキ色のズボンをはいて、髪の毛のない頭を並べて笑みを浮かべる姿が写っている。

 もう1枚の写真には、元大統領と20人余りの護衛隊員全員が頭を丸めた姿で、パトリック君と一緒に写っている。ブッシュ元大統領は「ブッシュ護衛隊(Bush Protective DivisionBPD)」の隊員らが頭をそったことに気づき、自分もそれにならうことを決めたという。

 ブッシュ元大統領夫妻は、第2子の長女ロビンちゃんを4歳の時に白血病で亡くしている。夫妻は、パトリック君の治療費を支援するために設立された基金への寄付も行っている。(c)AFP/Tangi QUEMENER