【7月24日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は23日、ヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)氏を新指揮官に招聘(しょうへい)し、2年契約を結んだと発表した。

 FCバルセロナは公式ホームページで、「ヘラルド・マルティーノを今後2年間トップチームの監督として採用することで合意に達した」と、声明を発表した。

 マルティーノ氏は、24日に行われるFCバルセロナの元指揮官、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いるバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との親善試合では指揮を執らない見込み。

 アルゼンチン1部リーグのニューウェルス・オールドボーイズ(Newell's Old Boys)で成功を収めた50歳のマルティーノ氏だが、8月17日のリーグ戦開幕を控えて新たな環境になじむまであと3週間しか残されていない。

 FCバルセロナは先週、ティト・ビラノバ(Tito Vilanova)前監督がガンとの闘病のため退任せざるを得なくなり、後任探しを余儀なくされていた。

 マルティーノ氏は1991年にCDテネリフェ (CD Tenerife)でプレーしたものの、スペインでの監督経験は無い。しかしながら、パラグアイとアルゼンチンで指揮官として大きな成功を収めており、FCバルセロナは正しい人選と確信している。

 マルティーノ氏は2002年から2006年の間にパラグアイのリベルタ(Libertad)やセロ・ポルテーニョ(Cerro Porteno)を率いて国内リーグを4度制覇し、その後同国代表チームを指揮。2010年のW杯南アフリカ 大会(2010 World Cup)で準々決勝に進出して0-1でスペインに敗れた。また翌年のコパ・アメリカ2011(2011 Copa America)では決勝進出を果たした。

 その後、現役時代に3度所属し、通算500試合以上に出場したニューウェルスの監督に就任した。マルティーノ氏は、若きリオネル・メッシ(Lionel Messi)がサッカー界に足を踏み入れたニューウェルスを立て直し、チームを12-13後期シーズンの優勝とリベルタドーレス杯2013(Copa Libertadores de America 2013)4強に導いた。

 マルティーノ氏の就任は、メッシからも賛同を得ることになるだろう。メッシの父ホルヘ・オラシオ・メッシ(Jorge Horacio Messi)氏は、現役時代にニューウェルスに在籍していたマルティーノ氏にあこがれていたとも語っている。

 メッシは昨年、アルゼンチンの新聞に対し、「ヘラルド・マルティーノは好きだよ。素晴らしい指導者さ。チームのために何をしたかを後期リーグで示した。彼はチームをしっかり指導した。僕らはみんな彼を尊敬しているよ」と、コメントしている。

 メッシからの評価も重要になるが、新指揮官にとっては新加入のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)をメッシの生き生きとしたプレーに影響を与えることなく、FCバルセロナのシステムにどのように落とし込んでいくかが一番大きな挑戦となる。(c)AFP