【7月23日 AFP】ロシア・プレミアリーグのアンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkala)は22日、同クラブのフース・ヒディンク(Guus Hiddink)監督の辞任を発表した。

 ヒディンク氏の後任に、クラブはヒディンク氏と同じオランダ出身のレネ・ミューレンスティーン(Rene Meulensteen)氏を任命している。

 以前イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でアシスタントコーチを務めていたミューレンスティーン氏は、今シーズン開幕前のオフからアンジのスタッフとして加わったが、選手には当初から新監督として紹介されていたという。

 アンジは公式サイトで、「クラブはヒディンクの辞任を受け取ることにした。我々はヒディンク氏がクラブの発展のために貢献してくれたことに感謝し、今後のキャリアでの幸運を祈る」と声明を発表している。

 これまでにロシア代表監督などを務めてきたヒディンク氏は、2012年2月にアンジと18か月間の契約を結んでアンジの指揮官に就任し、ほんの先月には同クラブとの契約をあと1年延長したばかりだった。

 昨シーズン、アンジはヒディンク監督指揮の下、チーム史上最高位のリーグ3位に入った。しかし今シーズンは開幕から鳴かず飛ばずの状態が続いており、第2節が終わった現時点、勝ち点は1に留まっている。

 ヒディンク氏は、辞任を決意するのは非常に難しいことだったと話したという。

「(辞任は)自分にとって容易いことではなかった。しかし前々からいつも、私の力なしでもクラブが成長できるようになった時が、私のアンジでの任務が終わる頃だと口にしていきた」とクラブはヒディンク氏のコメントを紹介している。(c)AFP