【7月20日 AFP】ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官は19日、ヨルダンのアンマン(Amman)で会見し、3年間にわたって凍結されてきたイスラエルとパレスチナの和平交渉の再開に向け、双方の交渉担当者がその「基礎を築いた」と明らかにした。早ければ「来週にも」ワシントン(Washington D.C.)で会談を行う見通しだという。

 積極的な外交を展開した長官は同日午後、急きょヘリコプターでパレスチナ自治区のラマラ(Ramallah)にあるパレスチナ自治政府を訪問。その後、ようやく双方が交渉のテーブルに戻る見通しが付いたことを発表した。

 イスラエルとパレスチナはいずれも、こうした展開を歓迎している。しかし、パレスチナ自治区のガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)は、交渉の再開を拒否している。(c)AFP/Jo Biddle