ブラッター会長、2022年W杯の冬季開催を検討
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【7月18日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は17日、中東の焼け付くような気候に自ら直面したことを受け、2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)を冬季開催にずらすよう検討することを明らかにした。
湾岸アラブ諸国では、6月と7月に気温が50度まで上昇するとこともあり、同地域でのW杯開催については以前から健康問題への懸念がささやかれていた。
ブラッター会長は、たとえ各国リーグの日程に影響を及ぼすとしても、10月の理事会でW杯開催時期の変更を提案する考えを明らかにした。
オーストリアで2日間の日程で開催された会議に出席したブラッター会長は、ドイツのスポーツ通信社SIDに対し、「理事会は間違いなく私を支持するだろう」とコメントした。
ブラッター会長は先日、ヨルダンとパレスチナ自治区を訪問した際に灼熱の暑さを体験し、その危険性を認識した。
カタール側は空調設備の整ったアリーナを建設するという壮大な計画を用意しているが、それでもブラッター会長の懸念は払拭されないとしている。
「夏場のあれだけの暑さの中でプレーできないことは明らかだ。私たちは選手を第一に考えなければならない」
「スタジアムを冷やすことは可能だろうが、国全体を涼しくすることはできない。さまざまな観点から、何かを変えなければいけないと理事会が強い意志を持ち、各国に注意喚起を行う必要がある」
カタールはW杯開催にあたってインフラ整備に650億ポンド(約10兆円)の予算を計上している。これには空調などのハイテク設備を完備したスタジアムの建設費用も含まれており、カタールの大会組織委員会は40~50億ドル(約4000億~5000億円)を見込んでいる。(c)AFP
