【7月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に復帰したジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は17日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)獲得打診と、親善試合に勝利という話題とともに、チェルシーで2度目の政権をスタートさせた。

 約6年ぶりにチェルシーで指揮を執ったモウリーニョ監督は、タイ・バンコク(Bangkok)で行われた「練習試合」に新加入選手を多く起用し、シンハー・オールスターズ(Singha All Stars)に1-0で勝利した。

 しかし、青色のシャツを着たタイのファンが多く詰めかけたこの試合は、チェルシーがルーニー獲得のオファーを出したという報道で、完全に話題をさらわれた。

 ルーニー獲得へ向けてユナイテッドに移籍金1000万ポンド(約15億円)を提示したと報じられているが、モウリーニョ監督はオファーは「クリーン」で「道義的」なものだと語った。そして、クラブがフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)、もしくはダビド・ルイス(David Luiz)の譲渡を提案したという報道を否定している。

 モウリーニョ監督は「物語を作るのはおしまいだ。私たちはオファーを出し、あとはユナイテッドと本人次第だ」と述べ、チェルシーはほかの選手をこの件に関わらせてはいないと続けた。

「われわれはルーニーをとても気に入っていて、関心を持っている。だから獲得を申し出た。これ以上に言うことはないし、することもない。現在は敬意を持ちながら、道義的にこの件を進めている」

 またモウリーニョ監督は、「正式オファーで伝えたのは金銭に関することだけだ。私たちの所属選手を関わらせていない。今後も交渉が続くかもしれないが、そこで選手を関わらせることはしない」とコメントし、再オファーの可能性を示唆した。

 5月に退団希望を申し入れたとされるルーニーは、プレシーズンのアジアツアーでチームに帯同したのはわずか数時間のみで、ハムストリングの故障を理由に離脱している。

 また16日には、マンチェスター・ユナイテッドのデビッド・モイーズ(David Moyes)新監督が、来季はロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)の控えとして起用すると発言したことを受け、ルーニーが「怒り、困惑している」と報じられている。

 27年間で38個のトロフィーを獲得したアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督からチームを引き継いだモイーズ監督は、リーグ連覇を目指しているが、モウリーニョ監督率いるチェルシーはその最大の障害になると目されている。(c)AFP/Talek HARRIS