【7月18日 AFP】リビアの観光相は16日、同国の首都トリポリ(Tripoli)のバーブ・アジジャ(Bab al-Aziziya)地区にある故ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の邸宅を遊園地にする計画を発表した。

 同国のイクラム・バシャ・イマーム(Ikram Basha Imam)観光相は「トリポリの汚点であり、住民の不安の源でもあるバーブ・アジジャ跡のがれきの撤去作業が始まった。この周辺は、リビアの家族が楽しめる場所として、緑化地域と遊園地に生まれ変わる」と述べた。

 トリポリ中心部の一等地数ヘクタールを占めているバーブ・アジジャはカダフィ大佐の独裁政権が続いた42年の間、要塞化されていたが2011年8月20日、北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆と、トリポリに達した反体制派の襲撃によって破壊された後、略奪の標的となったり、無断占拠されたりしていた。(c)AFP