【7月17日 AFP】パナマ運河(Panama Canal)を通過しようとした北朝鮮籍の船舶でミサイルの部品などが見つかったことについてキューバ政府は16日、見つかったのはキューバが保有する旧式兵器や部品で、修理のため北朝鮮に運ぶ途中だったと発表した。

 キューバ政府が国営テレビで発表した英語の声明によると、運んでいたのは地対空ミサイル発射装置や解体済みのミサイル9基などの旧式兵器とその他の部品で、全て北朝鮮に送られる予定だった。船には「20世紀半ばに製造された」兵器類240トンが積まれていたという。

 声明でキューバ政府は「キューバが署名したこの分野における諸協定は、国家主権を守るための防衛力を維持する必要性に支えられたものだ」と主張した。しかしこの積み荷は国連による対北朝鮮制裁に違反する可能性があり、キューバと米国の関係をいっそう悪化させる可能性が高い。(c)AFP