【7月15日 AFP】インド北部ウッタラカンド(Uttarakhand)州を前月襲った、夏季の季節風(モンスーン)による豪雨で発生した洪水被害について、州政府当局は15日、現在も行方が分からなくなっている被災者を死亡と断定し、遺族への災害見舞金の支給手続きを開始すると発表した。

 記者会見で、ウッタラカンド州のビジャイ・バフグナ(Vijay Bahuguna)州首相は、「5748人が行方不明のままとなっているが、不明者ら全員を死亡と断定し、遺族らへの災害見舞金の支給手続きを16日に開始する」と述べた。

 ただ見舞金が支給されるのは、同州在住の犠牲者の遺族のみで、他州からの犠牲者遺族への支給については、各州がそれぞれ対応する。ウッタラカンド州では、不明者924人が死亡と断定されている。災害発生当時、他州から多くの巡礼者が同州にある寺院を訪れていたという。(c)AFP