フルームが第15S優勝、総合リード広げる ツール・ド・フランス
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レースに臨むビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、右)と、クリス・フルーム(2013年7月14日撮影)。(c)AFP/JEFF PACHOUD
【7月15日 AFP】2013ツール・ド・フランス(2013 Tour de France)は14日、第15ステージ(ジヴォールからモンヴァントゥ、242.5キロメートル)が行われ、スカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)がステージ優勝を飾ったとともに、総合首位(マイヨ・ジョーヌ)のリードを広げた。
フルームにとってツールで通算4度目、今大会では第8ステージ以来2度目のステージ制覇となった。
2位にはモビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)がつけた。
過去に2度の総合優勝を誇るチーム・サクソ・ティンコフ(Team Saxo-Tinkoff)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)は、総合首位のフルームと2分45差でスタートしたが、6位でのゴールとなり、フルームとの差は4分25秒に広がった。
ベルキン(Belkin Pro Cycling Team)のバウケ・モレッマ(Bauke Mollema、オランダ)は、コンタドールと僅差の8位でゴールし、なんとか総合2位を守った。
終盤に20.8キロメートルの山道を登って、モンヴァントゥの山頂ゴールを目指す第15ステージ。フルームはゴールから7.2キロメートルの地点から先行集団に猛撃をかけ、トップでフィニッシュラインを切った。
今大会の中で最長距離のこのステージでは、チームメイトのヴァシリ・キリエンカ(Vasili Kiryienka、ベラルーシ)とエドヴァルド・ボアッソン(Edvald Boasson Hagen、ノルウェー)を失ったスカイが、他のチームから攻撃を浴びるのではないかと予想されていた。
モンヴァントゥーの麓まではモビスター・チームがけん引したが、その後、スカイがフルスピードで突き進んだ。
スカイは山の中間に差し掛かったところで逃げ集団の中では最後尾にいたオメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のシルヴァン・シャヴァネル(Sylvain Chavanel、フランス)に追いつく。その後スカイはピーター・ケノー(Peter Kennaugh、英国)がペースメーカーを務めて突発的な攻撃で先導した。
しかし他のチームに最大のダメージを与えたのは、9.5キロメートルの地点がケノーからスカイの先導役を引き継いだリッチー・ポート(Richie Porte、オーストラリア)だった。
他のスカイの選手が減速する中、ポートは登りが得意なベルキンのロベルト・ヘーシンク(Robert Gesink、オランダ)や、モビスター・チームのアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)、そしてベルキンのモレッマとローレンス・テンダム(Laurens Ten Dam、オランダ)を次々と抜き去り、フルームがそれに随伴する。一方で、先行するコンタドールは手綱を緩めず、しっかりとスカイの2人を制御した。
しかしその後、フルームがアタックに出る。フルームは猛撃でライバルのコンタドールを引きはがすと、ゴールから6.7キロメートルでは先行のキンタナに追いついた。フルームとキンタナは競り合いを続けるが、最後の2キロメートルでフルームが飛び出して、ゴールまで一人で走り去った。
チーム・ユーロップカー(Team Europcar)の新城幸也(Yukiya Arashiro)は30分23秒差でステージ142位に入り、総合順位ではトップと1時間38分39秒差で94位となった。(c)AFP/Justin Davis