【7月13日 AFP】シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、シリア首都ダマスカス(Damascus)で12日、2か所で砲撃があり、15人が死亡した。うち6人は同市の中心部で死亡したという。同日は、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」3日目に当たる。

「市中心部のバグダッド通り(Baghdad Street)で(おそらく反体制派による)砲撃3発により6人が死亡した。他の9人は、ダマスカス北西部のカブーン(Qaboon)地区への大規模な(政府側による)砲撃のため死亡した」と同監視団は発表した。

 政府軍は6月末、反体制派の制圧下にあるカブーンやダマスカス郊外の地区を奪還しようと軍事攻勢を開始した。

 バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領政権の転覆を狙う反体制派も、同市内での砲撃を強めている。

 また、シリア中部ホムス(Homs)県では同日、過激派がイスラム教アラウィ派(Alawite)の村Qumairyを襲い、兵士3人、反体制派4人と民間人4人が死亡した。(c)AFP