【7月12日 AFP】2015年にフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に復活する本田技研工業(ホンダ、Honda Motor)が11日、欧州のレーシングオペレーションの拠点を英国に設立すると発表した。

 ホンダは5月、英国のマクラーレン(McLaren)へのエンジン供給元としてF1に復帰し、過去に共に世界王者に輝いたパートナーシップを復活させると発表していた。

 そしてこの度、英国ロンドン(London)の北西約80キロメートルの位置にあるミルトンキーンズ(Milton Keynes)に拠点を設立し、そこで本田技術研究所で開発されたエンジンの組み直しやメンテナンスを行うと発表した。

「英国は理想的なロケーションです。マクラーレンの本拠地であり、多くのF1サプライヤーが英国に拠点を持っています。また(2013年現在)年間19戦のうち7戦が欧州で開催されています」とホンダは声明でコメントしている。

「マクラーレン・ホンダ」は、1988年~91年、スタードライバーのアラン・プロスト(Alain Prost)やアイルトン・セナ(Ayrton Senna)らを擁して優勝を重ね、黄金期を築いた。

 1960年代からF1に参戦していたホンダだが、世界的な金融危機の影響で欧米への輸出が打撃を受けたこともあり、コスト削減を理由に2008年シーズン終了後に撤退。翌2009年にはチームを元代表のロス・ブラウン(Ross Brawn)氏に売却した。

 しかし近年、F1のルール変更で環境に配慮したターボエンジンの使用が促進されるようになり、その技術を市販車に転用することが容易になったことが復帰の決断を後押しした。

 ホンダが初めてF1に参戦したのは1964年で、それから4年間に亘りフルワークスとして2勝を挙げた。その後、1983年から1992年までマクラーレンやウィリアムズ(Williams)、ロータス(Lotus)などのチームにエンジンを供給し、69勝を記録した。

 8年の空白を経て、2000年から05年までBARにエンジンを供給する共同オーナーとして参戦。2006年からはチーム名をホンダとし、全てのオペレーションを行っていた。(c)AFP