【7月9日 AFP】「世界で最も暑い場所」とされ、多くの人々が訪れる米デスバレー国立公園(Death Valley National Park)の管理当局が、旅行者らに対し、その暑さを試すために「地面で目玉焼きを作らないように」と呼び掛けている。この行為により、公園内のごみが増えているという。

「デスバレー内でフライパンを使い目玉焼きを作った公園職員による投稿は、ここがどれほど暑いかを知ってもらうためのものでした。投稿では、みなさんにもフライパンやアルミホイルを使い、きちんと後片付けをするようにお願いしました」。公園当局は先週、交流サイト「フェイスブック(Facebook)」のページ上でこんな声明を発表した。

「デスバレー国立公園管理局のスタッフはこのところ、歩道の上に直接割り落とされた卵や、駐車場に散乱した卵の紙パック、殻などの掃除に追われています。ここは、みなさんの国立公園です。ごみは設置されているごみ箱か再生資源回収箱に入れて、卵は歩道に割って落とさないでください」

 米南西部のカリフォルニア(California)州とネバダ(Nevada)州にまたがるデスバレーはまもなく、世界観測史上最高気温の57度を記録した1913年7月10日から100周年を迎える。米南西部はここ数週間も熱波に見舞われ、デスバレーでの気温は50度を超えている。(c)AFP