【7月7日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)男子シングルスの決勝を控え、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)が意気込みを語った。

 77年に及ぶウィンブルドンでの英国人男子選手無冠の歴史を終わらせることを目指すマレーは、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)に敗れた前年大会(The Championships Wimbledon 2012)決勝の痛みが糧になると語っている。

 決勝でマレーは、世界ランキング1位で2011年大会(The Championships Wimbledon 2011)覇者のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)と対戦する。1年前の決勝でフェデラーに敗れ、センターコートで泣き崩れたマレーは、万感の思いでこの決勝に臨む。

 マレーは「去年よりもいい精神状態で臨めると思う。1度戦ったことがあるから、そうなるはずだと思うんだ。四大大会(グランドスラム)も1つ取った。前回よりも少し落ち着いて日曜日(7日)を迎えられれば思っている」とコメントした。

 フェデラーに敗れたマレーは、その後、同会場で行われたロンドン五輪で金メダルを獲得し、さらに全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)で自身初となるグランドスラムのタイトルを手にした。

 7日の決勝でマレーは、1936年のフレッド・ペリー(Fred Perry)氏以来となる、英国人男子選手としてのウィンブルドン制覇に再び挑むこととなる。

 マレーは「去年のウィンブルドンから多くのことを学べたと思う。グラスコートのシーズンを通じて、去年はたくさんのことを学ばせてもらった」とコメントした。

「中でもとりわけ大きいのが、ウィンブルドンの後、こういう大きな試合ではどういうプレーをすべきなのか、あるいは大きな試合ではどういうプレーをしようとすべきなのかが分かったことだ。だって僕は、自分自身や自分がコートでした判断を悔やみながら決勝を終えたわけじゃないし、頑張ったんだからね」

「僕は負けたけど、自分のしたこと自体はまったく後悔していないんだ」

■迎え撃つジョコビッチに死角?

 一方、全米オープン決勝でマレーに敗れたジョコビッチは、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2013)決勝では勝利を飾り、雪辱を果たしたものの、この会場での両者の唯一の対戦となったロンドン五輪では、マレーがジョコビッチを破っている。

 ジョコビッチは4強進出を果たすまでは危なげない戦いを続けていたが、5日の準決勝ではファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と第5セットまでもつれ込む激闘を演じ、ウィンブルドンの準決勝では過去最長となる試合を制して決勝へ駒を進めた。

 この準決勝は4時間43分の熱戦となったが、ジョコビッチはすでに、2012年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2012)決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)との5時間53分に及ぶ死闘を制しており、疲労は問題にはならないと強調する。

「こうした状況は初めてじゃない。実際、去年の全豪や他の大会でもっと厳しい状況に陥ったこともあるし、その時も何とか回復してタイトルを勝ち取り、気持ちを切り替えて6時間の試合をしてきた」

「もちろん体調の良さを自分で感じて、体も元気で大きな疲れもないと分かっていれば、精神的な自信や強さを持つことができる。トップ選手として戦うのであれば、そうしたこと必要になるものさ」

(c)AFP/Dave JAMES