【7月7日 AFP】ラグビー、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions)のオーストラリア遠征第3戦が6日、シドニー(Sydney)で行われ、ライオンズは41-16でワラビーズ(オーストラリア)を下して対戦成績を2勝1敗とし、テストマッチシリーズで16年ぶりに勝ち越しを飾った。

 試合は序盤にライオンズが圧倒して19-3とリードを奪い、勝利への足がかりを作ったものの、ワラビーズもその後盛り返し、19-10で前半を終えた。

 しかし、1度はリードを3点に縮められたライオンズは、後半に一挙3トライを奪い、スタジアム・オーストラリア(Stadium Australia)で過去最多となる8万3702人の観客の前で、記録ずくめの戦いぶりで激闘のシリーズを制した。

 ライオンズは総トライ数でも4対1で上回った。マン・オブ・ザ・マッチに選出されたライオンズのリー・ハーフペニー(Leigh Halfpenny)はペナルティーキック5本、コンバージョンキック3本を決めて21得点を挙げ、これまでの個人最多得点だった2001年にジョニー・ウィルキンソン(Jonny Wilkinson)が記録した18得点を更新した。

 また41得点は、ワラビーズとのテストマッチにおけるライオンズの最多得点となった。ライオンズは、1966年に行われたブリスベーン(Brisbane)での対戦で31-0の大勝を飾っていた。(c)AFP