【7月8日 AFP】中国・広東(Guangdong)省深セン(Shenzhen)で、およそ3年間にわたって平均で3日に1度、車で追突事故を起こし、保険金の請求をしていた男(42)が逮捕された。国内の複数のメディアが5日に伝えた。

 男は2010年から今年5月までの間に334件の保険金請求を行っていた。地元テレビ局、深セン電視台(Shenzhen TV)が地元警察の話として伝えたところによると、男は渋滞を狙い、後ろから別の車に近づき負傷しない程度に衝突する行為を繰り返していたという。

 車をぶつけた後、男は整備士に金を払って修理代を高く見積もらせ、不正につり上げた金額で保険金を請求していた。請求額は合計35万7000元(約589万円)に上るという。

 また、国営中国新聞社(China News Service)のウェブサイトによれば、男は車にステッカーを貼り、事故による傷を隠していた。

 中国では、こうした自動車保険金詐欺が横行しているとみられる。警察は昨年、95人が関与し被害額が1300万元(約2億1450万円)に上る自動車保険金の詐欺事件を摘発している。(c)AFP