【7月5日 AFP】フォーミュラワン(F1、 F1世界選手権)、各チームのドライバーで構成されるグランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)は4日、13F1第8戦英国GP(British Grand Prix 2013)で起こったようなタイヤの問題が再発した場合には、開幕目前の第9戦、ドイツGP(German Grand Prix 2013)をボイコットする意向を示した。

 30日に行われた英国GP決勝では、4選手のマシンがタイヤバーストに見舞われ、混乱が起きた。

 ニュルブルクリンク(Nurburgring)のパドックでミーティングを行ったGPDAは、その後に声明を発表。危険なタイヤの破裂の兆候が少しでも見られれば、選手は即時ドイツGPから撤退すると、断固とした意志を表明した。

「グランプリ・ドライバー協会に所属する選手は、シルバーストーンで起こった出来事にこの上なく強い懸念を抱いている」と声明は述べた。

「タイヤにはすでに変更が加えられており、我々はそれによって望む結果が得られること、また今週のドイツGPでは前週と同様の問題が起こらないことを信じている」

「しかしドイツGPで前大会と同様の問題が持ち上がれば、すぐさま大会から撤退する。この問題は避けられるべきであり、それによってドライバーやマーシャル、ファンの生命が再び脅かされることはあってはならない」

 一方、タイヤ供給メーカーのピレリ(Pirelli)社は、リアタイヤの内部ベルトの素材を通常のスチールベルトから合成繊維のケブラーに変更しており、英国GPを台無しにしたタイヤバーストを繰り返さないと自信を見せている。

 また、ピレリはタイヤに変更を加えたが、破裂の原因は複合的なものであり、空気圧の低さやタイヤ交換、キャンバー(タイヤの傾き度)から来る影響、縁石などが関係しているともした。

 ベルト素材をケブラーに変更した新タイヤは、ドイツGPのみで使用される予定となっている。

 7月末に行われる第10戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2013)からは、2012年の構造を持ち、2013年の素材を使用した新仕様のタイヤが導入される。(c)AFP