【7月5日 AFP】2012-13シーズンのイングランド・プレミアリーグを制したマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は4日、チーム古参のライアン・ギグス(Ryan Giggs)を選手兼コーチに指名したと発表した。

 2012-13シーズンにユナイテッドと単年で延長契約を結んだギグスは、将来に監督となることを目指して研修を続けており、2014年にはUEFAプロライセンスを取得する予定となっている。

 39歳のギグスは、「選手兼コーチに指名されるのは、特別な名誉だ。選手として、そしてマンチェスター・ユナイテッドファミリーの一員としての長年の経験を、チームに還元できればと思っている」とコメントを発表した。

「私がライセンスを取ろうとしているのは秘密ではないし、今回のコーチ就任は、今後のキャリア作りの第一歩になると考えている。デビッド・モイーズ(David Moyes)監督とチームとともに働けるのが本当に楽しみだ」

 前シーズン限りで退任したアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏の後を継いだモイーズ監督はギグスについて、その長い現役生活が監督業に踏み出す上での完璧な土台になっていると語る。

「ライアンが選手兼コーチの申し出を受け入れてくれたことをうれしく思う。ライアンは成功を収めた選手で、長きにわたって試合に適応してきた能力があり、現代サッカーに関する比類ない視点を持っている」

 またモイーズ監督は、ギグスのキャリアについて、「野心あるすべての若い選手にとって模範であり、今回の新しい役割は、本人と他の選手の双方にとって益のあるものだと確信している」と話した。

■フィル・ネビル氏もマンUのコーチに

 また、同クラブは元所属のフィル・ネビル(Phil Neville)氏をコーチに指名したことも明らかにしている。

 36歳のフィル・ネビル氏は、先のシーズンにエバートン(Everton)で現役を引退し、今回モイーズ監督の後を追ってユナイテッドに帰還した。

 イングランド代表としてもプレーしたフィル・ネビル氏は、ユナイテッドで現役生活をスタートさせ、2005年にエバートンへ移籍した。同氏はコーチ就任について、愛着あるユナイテッドに戻れるチャンスをふいにするなど不可能だったと語っている。

「現役を引退した時から、サッカーの現場に残りたいと思っていた。ここ何年かは、それに向けて準備をしてきた。だからデビッドからこうした機会をもらって、断るなんてできなかった。エバートンでプレーしていた時はエバートンにすべてをささげていたけれど、包み隠さずに言えば、心の中にはいつもこのクラブがあった」

 ユナイテッドは1日に新体制を発表し、アシスタントコーチにスティーブ・ラウンド(Steve Round)、GKコーチにクリス・ウッズ(Chris Woods)、コーチにジミー・ラムスデン(Jimmy Lumsden)が加わったことを明らかにしている。3人はモイーズ監督とともにエバートンからユナイテッドへ移ってきた。

 モイーズ監督は5日、ユナイテッドの指揮官として初めて公式に報道陣に対応し、主将のネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)とともに記者会見を行う予定となっている。(c)AFP