【7月4日 AFP】カネボウ化粧品(Kanebo)は4日、日本およびアジア地区で販売している美白化粧品54製品について、肌がまだらに白くなる例が確認されたとして自主回収を発表した。

 これらの製品は、カネボウが開発した医薬部外品有効成分「ロドデノール」(4HPB)を含有している。

 カネボウ広報部は、該当製品を使用した後、肌がまだら状に白くなったとの苦情が複数寄せられており、「ロドデノール」との関連が懸念されたため自主回収を決めたと説明した。
 
 回収対象となる製品は国内ですでに販売された45万個と全在庫分。この他、海外で販売されている該当製品も対象となる。日本の他に対象製品が販売されているのは、台湾、香港、韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、ベトナムのアジア10か国・地域。(c)AFP