【6月29日 AFP】26日に起きたウイグル人と警官隊との衝突により35人の死者が出た中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uygur Autonomous Region)で28日、新たな暴力事件が発生したもようだ。

 現地時間の同日午後、ホータン(Hotan)市で「暴力的な襲撃事件」が起きたと、中国中央テレビ(China Central TelevisionCCTV)がマイクロブログの公式アカウントで伝えた。「事件は解決され、負傷者数の確認が行われている」というが、それ以上の詳細は明らかにされていない。28日現在、ホータン市当局と警察の電話回線は機能していないもようで、新疆ウイグル自治区の情報責任者も連絡がつかない状況になっている。

 中国政府は同日、26日にトルファン(Turpan)で起きた衝突について、「テロリストによる暴力的な襲撃」だったと発表している。1000キロメートル以上離れた場所で起きた両事件の関連性は、今のところ不明。(c)AFP