【6月28日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に招聘(しょうへい)されたローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督が27日、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)前監督が退任したクラブにとって、自身が後任の第一候補ではなかったと明かした。

 本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)で会見に臨んだブラン新監督は、「たしかに(打診があったのは)遅かったが、自分が候補リストの一番手でなかったことは問題ではない」と包み隠さずに語った。

「何より重要なのは最後に選ばれることで、そして今回、私はそうなった」

 47歳のブラン監督は、2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)で当時率いていたフランス代表が準々決勝敗退に終わった後、代表監督を退任し、以降は現場を離れていた。

 現役時代はディフェンダーを務めたブラン監督は、フランス代表として1998年のW杯フランス大会と2000年の欧州選手権で優勝を経験している。

 指導者転向後はボルドー(FC Girondins de Bordeaux)の監督に就任し、2008-09シーズンにはチームをリーグ制覇に導いた。

 25日にブラン監督の就任が発表されるまで、PSGの新監督候補にはファビオ・カペッロ(Fabio Capello)氏などの欧州有数の指揮官の名前が挙がっていた。

 ブラン監督は報道陣に対し、「ここに来られて幸せだし、PSGのようなクラブを指揮できることに大きな誇りを感じている。この先に何が待ち受けているかはわかっている。刺激的だが難しい挑戦になる」と意気込みを語った。

「スタッフと一緒に目標達成とファンを楽しませることを目指す。強調したいのは『目指す』という部分だ」

 クラブのナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長は「来シーズンのリーグ連覇という目標へ向けて、正しい歩みを続けてくれるはずだ」と話し、ブラン監督に信頼を寄せた。

「(スポーティングディレクターの)レオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)も新監督の招聘に尽力してくれた」と続けた会長は、クラブと袂を分かったカルロ・アンチェロッティ前監督にも感謝を示している。

 ブラン監督の新監督就任が発表されたのは、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)がアンチェロッティ氏の監督就任を発表した日と同日だった。

 アル・ケライフィ会長は「(アンチェロッティ前監督は)18か月間、良い仕事をしてくれた。就任中は良い関係を保てた。レアルで幸運があることを祈っている」とコメントした。(c)AFP