【6月24日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)で、現在世界ランク11位の錦織圭(Kei Nishikori)には、男子アジア勢としては大会2週目までの生き残りが最も期待されている。

 マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)から金星を挙げた錦織は、全仏オープンテニス(French Open 2013)では4回戦まで進んだものの、優勝したラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の前に敗れ去った。

 日本人男子としては1931年と32年の佐藤次郎(Jiro Satoh)氏以来となる全仏オープン8強入りを逃したものの、ナダルは錦織について、「彼は多くの才能を持った選手だ。僕は彼が間違いなく世界ランクのトップ10に入る選手だと思っている」とコメントしている。

 ウィンブルドンで錦織は、1995年大会の準々決勝でピート・サンプラス(Pete Sampras)氏に敗れた松岡修造(Shuzo Matsuoka)氏以来となる記録更新を狙う。松岡氏のウィンブルドン8強入りは、日本人男子選手としては過去最高の成績となっている。

 錦織は、昨年大会(The Championships Wimbledon 2012)で自己最高の3回戦進出を果たしたが、ファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に敗れている。

 今大会の1回戦で錦織は、オーストラリアのマシュー・エブデン(Matthew Ebden)と対戦する。(c)AFP