【6月24日 AFP】全米陸上選手権(USA Outdoor Track & Field Championships)は23日、米アイオワ(Iowa)州デモイン(Des Moines)で行われ、男子200メートルはタイソン・ゲイ(Tyson Gay)が今季世界最高記録の19秒74で優勝した。

 ゲイは21日に行われた男子100メートルでも今季世界最速の9秒75で優勝しており、8月10日から18日に行われる第14回世界陸上モスクワ大会(14th IAAF World Championships in Athletics Moscow)での2種目制覇への挑戦に弾みをつけ、五輪で6つの金メダル獲得を誇るウサイン・ボルト(Usain Bolt)を始めとしたジャマイカ勢との対決に向けても、万全な状態であることを印象付けた。

 16日に行われたダイヤモンドリーグ2013(IAAF Diamond League 2013)第6戦のエクソンモービル・ビスレットゲーム(Exxon Mobil Bislett Games)でボルトが今季世界最速の19秒79をマークしたばかりだったが、ゲイがこの記録を更新した。

 ゲイはコーナーで一気に加速すると、勢いを維持してトップでフィニッシュラインを通過した。2位には19秒86でアイザイア・ヤング(Isiah Young)、3位には19秒99でカーティス・ミッチェル(Curtis Mitchell)が続いた。

 過去には世界陸上で銀メダルと銅メダルに輝いたこともあるベテランのウォレス・スピアーモン(Wallace Spearmon)は20秒01の4位に終わり、モスクワ(Moscow)への切符を確保することはできなかった。(c)AFP/Rebecca Bryan