【6月24日 AFP】ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)開幕を目前に控えたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が22日、昨年の同大会出場したことは間違いだったことを認めた。

 ナダルは昨年大会で当時世界ランキング100位圏外だったチェコのルカシュ・ロソル(Lukas Rosol)に敗れて2回戦敗退を喫し、これをきっかけに約7か月間の長期離脱を余儀なくされた。

 昨シーズンはロンドン五輪、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)を欠場し、さらに今年に入ってからも全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2013)への参戦を見送った。しかし、2月に戦列復帰してからはここまで9大会で決勝進出を果たしている。

 中でも9日に閉幕した全仏オープンテニス(French Open 2013)では史上最多となる大会通算8度目の優勝を飾り、復活を印象付けた。

 それでも昨年大会で背負ってしまった負の遺産は今でも根深くくすぶっているという。

「昨年ここ(ウィンブルドン)でプレーしたのは、大会が大好きだからだ。ただ、戦う準備ができていなかった」とナダルは振り返る。

「(2012年の)全仏を終えた時にはすでにひざの感覚を失っていて、ここで敗退した時点ではもはや残りシーズンを通じて1試合も戦い切ることができない状態だった」

 さらに試合内容についても言及し、「ロソルは第5セットで圧巻のプレーを発揮した。もし僕が万全な状態だったとしても負けていただろう。去年の経験は僕にとってつらすぎた」と語っている。

 今や通算12個の四大大会(グランドスラム)タイトルを保持する27歳のナダルだが、24日に開幕する今年のウィンブルドンでは大会第5シードに甘んじた。

 また、組み合わせの同じ山には、第3シードで過去7度の大会制覇を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)がいる。

 組み合わせについてナダルは、「ランキング次第ではこういう状況も起こりえる。皆さんはアンディとロジャーとの対戦の可能性について話しているんだろうが、準々決勝か準決勝まで2人と当たることはない」と前置きした上でこうコメントした。

「そこに行き着くまでに長い道のりがある。近年はグラスコートでプレーする機会が少なかったから、まずは自分自身と1回戦のことにしか注意を払っていない」

 自身3度目のウィンブルドン制覇を目指すナダルの戦いは、24日に経験豊富なベルギー人選手、スティーブ・ダルシ(Steve Darcis)との1回戦で幕を開ける。(c)AFP