【6月24日 AFP】24日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)女子シングルスでは、6度目のウィンブルドン制覇と17度目の四大大会(グランドスラム)優勝を狙う、前年王者のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、挑戦者に挑む。

 6月には自身2度目となる全仏オープンテニス(French Open 2013)優勝を果たしたセレーナは、30歳を超えた今、連勝記録を自己ベストの31試合に伸ばしている。

 グランドスラムの優勝回数でも、クリス・エバート(Chris Evert)氏とマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏の18勝にあと2つ、シュテフィ・グラフ(Steffi Graf)氏の22勝にあと6つと迫っているが、セレーナは、自身の全盛期はまだこれからやってくると考えている。

「すごく落ち着いているし、コートに出た時はすべての瞬間を心から楽しめている」とコメントした31歳のセレーナは、6月頭の全仏オープン決勝でマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を破り、オープン化以降の同大会で最年長の優勝者となった。

「いつも言ってきたことだけど、自分の最高のテニスをできたと思ったことはまだ一度もないの。もっと良くなる、もっと良いプレーができるといつも感じているし、自分が求めるレベルに到達したいとずっと思ってる。もしかしたら、私はそこを目指して努力しているのかも」

「すごく感じるのは、年齢は数字に過ぎないということ。だって今の私は、これまでになくかみ合っている感じがするから。調子はすごくいいし、実際に良いように見えるでしょう」

 このところの成績も、今後に明るい見通しを向けるセレーナの自信を後押ししている。

 2012年の全仏オープン(French Open 2012)初戦でフランスのビルジニー・ラザノ(Virginie Razzano)に衝撃の敗戦を喫して以降、セレーナは77試合を戦って73勝を挙げており、その途上でウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)のタイトルを獲得した他、ロンドン五輪で金メダルを獲得した。

 2013年の戦績は45戦42勝で、このところはソニー・エリクソン・オープン2013(Sony Ericsson Open 2013)、ファミリー・サークル・カップ(Family Circle Cup 2013)、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2013)、そして全仏オープンで立て続けに優勝している。

■9年ぶりのウィンブルドン制覇を狙うシャラポワ

 セレーナの好調ぶりは、9年ぶり2度目のウィンブルドン制覇を狙う世界ランク3位のシャラポワにとっては、悪い知らせと言える。今年の全仏の決勝でもセレーナに敗れているシャラポワは、通算対戦成績が16戦14敗と振るわず、最後に勝利したのは2004年にさかのぼる。

 2013年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2013)の覇者で、第2シードとして今大会に臨むビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は、2年連続で阻まれている決勝進出を目指している。

 第4シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)は、前年大会で決勝に進出し、セレーナに敗れたものの1セットを奪っているが、6月のエイゴン国際(AEGON International 2013)では予選通過者のジェイミー・ハンプトン(Jamie Hampton、米国)に敗れて初戦敗退となり、散々なグラスコートシーズンの開始を味わっている。

 その他に優勝争いに食い込める可能性のある選手としては、2011年大会(The Championships Wimbledon 2011)王者のぺトラ・クヴィトバ(Petra Kvitova、チェコ)が挙げられるが、クヴィトバは前年大会の準々決勝でセレーナに敗れて以降、グランドスラムで4回戦以上に進めることができていない。
 
 2012年8月以降、ツアーでの優勝がドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2013)の1勝にとどまっている第8シードのクヴィトバは、グラスコートでの実戦経験を積むためエイゴン国際に出場した。しかし2回戦でベルギーのヤニナ・ウィックマイヤー(Yanina Wickmayer)に敗れ、クヴィトバの試みは早々に頓挫した。(c)AFP/Robin MILLARD