脱税容疑メッシの顧問弁護士が無実を主張
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【6月22日 AFP】スペイン税務当局より脱税容疑で告発されているサッカーアルゼンチン代表で、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)の顧問弁護士は21日、依頼人の潔白を「固く信じる」と声明を発表した。
メッシは肖像権収入について、申告に不正があったとして告発されている。
世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に過去4度選出されたことのある25歳のメッシは、脱税容疑の調査の一環として父親のホルヘ・オラシオ・メッシ(Jorge Horacio Messi)氏と共に9月に裁判所へ出頭するよう命じられている。
金融犯罪担当の検察官が6月にカタルーニャ(Catalonia)の裁判所に提出した告発状によると、メッシとホルヘ氏は2006年から2009年にかけての肖像権収入の不正申告によって総額総額400万ユーロ(約5億1100万円)を脱税したとされている。
スペインメディアによると、脱税容疑で有罪が確定した場合にはメッシとホルヘ氏に禁錮6年と多額の罰金が求刑される可能性もある。
これについてメッシ側の顧問弁護士は、「私たちは依頼人の潔白を固く信じています」との声明を発表した。
「私たちのクライアントは、最終的に支払いの義務があるとわかった場合には相応の金額の納税に応じますが、今のところ法的に課せられた税金はすでに支払っているものと信じています」
「私たちは裁判所の判決を尊重し、順守します。また、この問題を解決して真実を明らかにするために、裁判所への協力に応じる準備ができています」
また声明には、「依頼人はこの一件を通じてメディアにおける無力感をまことに遺憾に思っており、私たちは法廷尋問を行うことが可能な限り短期間で問題を解決させるものだと信じています」とも記されている。(c)AFP