【6月21日 AFP】フィリピン・マニラ首都圏(Metro Manila)の金融街マカティ(Makati)市が20日から、洪水対策の一環として、使い捨てのプラスチック袋や発泡スチロール製容器の使用を禁止した。

 禁止令に向けて広範な広報活動を展開してきた同市の環境保護当局はこの日から、客にプラスチック袋を渡した店舗やスーパーマーケットに対し、5000ペソ(約1万1000円)の罰金を導入した。買い物客は紙袋をもらうか、何ももらわないかを選ぶことができるが、スーパーなどでは自分でバッグを持参するよう呼び掛けている。

 マカティ市環境保護当局でこの計画に携わるプレキシー・マカナ(Prexy Macana)氏は、水害の原因として各方面から非難されている排水路が詰まる事態をなくすためには、プラスチック袋の削減が不可欠だと述べている。「2か月に1度の排水路清掃の際に見つかるごみのほとんどがプラスチック袋」だという。

 フィリピンは6月が雨季の始まりで、マニラ首都圏は、死者は出ていないものの、すでに大規模な洪水に見舞われている。首都を襲った近年の洪水で最も被害が大きかったのは、2009年9月の台風16号(ケッツァーナ、Ketsana)通過の際で、市内の8割が浸水し、約400人が亡くなった。(c)AFP/Mynardo MACARAIG