【6月21日 AFP】(記事更新)サッカーコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)は20日、グループBの2試合が行われ、スペインが10-0で格下タヒチに圧勝し、国際サッカー連盟(FIFA)主催の公式大会本戦における最大得点差記録を更新した。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)にあるマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)で行われた試合で、欧州王者スペインはフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)が4得点、ダビド・ビジャ(David Villa)が3得点を記録した。

 スペインはまた、ダビド・シルバ(David Silva)が2得点、フアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)が1得点を挙げている。

 FIFA主催の主要国際大会では、これまでハンガリーが1954年W杯で韓国に9-0、1982年W杯でエルサルバドルに10-1で、ユーゴスラビアが1974年W杯でザイールに9-0で勝利しており、10点差をつけて勝利したチームは存在していなかった。

 一方、世界ランク138位のタヒチは、2004年のニュージーランド戦で0-10と敗れて以来の大惨敗となったが、スペインが13-0で勝利した1933年のブルガリアとの親善試合より悪い結果はまぬがれた。

 試合後にスペインのビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督は、「とても素晴らしい結果だ。2チームの実力差は歴然だった」とコメントしている。

「しかし、われわれはいつものように戦い、彼らは正しいプレーをした。彼らは立派なチームだった」

 一方、タヒチのエディ・エタエタ(Eddy Etaeta)監督は、アマチュアの選手たちがブラジルの観衆から受けた歓迎は「大きな勝利」を意味していると述べた。

「私たちはファンの心を勝ち取った。すべての人に『オブリガード(ポルトガル語でありがとうの意味)』」

■ウルグアイ戦から先発を大幅に入れ替えたスペイン、それでもタヒチを圧倒

 デル・ボスケ監督は2-1で勝利したウルグアイ戦からセンターバックのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)を除いた先発メンバー10名を入れ替え、タヒチとの試合に臨んだ。

 タヒチの選手は試合開始前にネックレスとペンダントをスペインの選手にプレゼントした。しかし、スペインは前半5分にトーレスが先制点を挙げ、友好ムードは長くは続かなかった。

 ナイジェリア戦で6失点したシャビエル・サミン(Xavier Samin)に代わり、この試合のゴールを守ったタヒチのGKミカエル・ロチェ(Mickael Roche)は、トーレスのシュートやサンティ・カソルラ(Santi Cazorla)のハーフボレーを阻み、ヒーローのような活躍を見せた。

 しかしロチェの抵抗は長く続かず、スペインは前半31分からハーフタイムを迎えるまでの14分間で立て続けに3得点を奪い、タヒチのあらゆる希望を打ち砕いた。

 スペインは前半31分にビジャのパスを受けたシルバが得点を挙げたのを皮切りに、同33分には前方に飛び出したロチェをかわしたトーレスが、さらに同39分にはシルバのお膳立てからビジャが立て続けに追加点を奪った。

 タヒチは予想外にも前半のボール所有率で37%を記録したが、スペインは後半からヘスス・ナバス(Jesus Navas)を投入し、同4分にはナチョ・モンレアル(Nacho Monreal Eraso)のクロスからビジャがゴールを決めて5-0とリードした。

 するとスペインは後半12分にナバスの折り返しからトーレスが、同19分にはロングパスへの対応を誤ったロチェのミスを突いたビジャがハットトリックを達成し、リードを7点差に広げた。

 マタのゴールで8点目を記録したスペインは、その後トーレスがPKを失敗した直後に得点を記録すると、後半44分にはシルバがナバスのパスから記録を更新する10点目を挙げた。(c)AFP