【6月20日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は19日、同社のパソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ(Windows)」のセキュリティーを破る「真に画期的な」方法を見つけた人に最高10万ドル(約960万円)の賞金を与えると発表した。

 同社はブログへの投稿で「マイクロソフトはこのたび、特定の脆弱(ぜいじゃく)性や搾取テクニックの報告と引き換えに、現金の賞金を直接支払うという、初めての試みを実施します」と発表した。

 賞金プログラムは3つの分野でハッキング手法を募集するもので、6月26日に始まる。同日には、同社製OSの最新版「ウィンドウズ8.1」(通称:ウィンドウズ・ブルー、Windows Blue)のプレビューも予定されている。

 ウィンドウズ8.1を標的とした「真に画期的な搾取方法」の報告を対象とした賞金は10万ドルに設定されている。また、ハッカーの攻撃に対する防衛策には5万ドル(約480万円)を支払うという。

 また、同社製ブラウザー「インターネット・エクスプローラー(Internet Explorer)」のウィンドウズ8.1向けバージョンで、致命的な脆弱性を見つけた場合には最高1万1000ドル(約100万円)を支払うとしている。この分野の報告期間は1か月に設定されている。

 プログラムの詳細はウェブサイト「microsoft.com/bountyprograms」で読むことができる。(c)AFP