【6月18日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の監督に13-14シーズンより就任するジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏が24日、同クラブで初めての記者会見に臨む。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)をかつて率いたグアルディオラ氏は、バイエルンの次の世代を担う監督にふさわしいとして、ユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)前監督のお墨付きを受けて、後任を引き継ぐことが決まった。
 
 ハインケス監督は、12-13シーズンにバイエルンをリーグタイトル、ドイツカップ(German Cup)、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇のトレブル(3冠)に導いた後、6月に勇退した。

 一方、バルセロナで監督を務めた4シーズンで、獲得可能な19タイトルのうち14タイトルを制覇したグアルディオラ氏は、同チーム監督を退任後、1年間米ニューヨーク(New York)で家族と休暇を過ごし、新シーズンからバイエルンの監督に就任する。

 家族が明かすところによると、ニューヨーク滞在中、グアルディオラ氏は熱心にドイツ語の勉強に励んだという。バイエルンは、グアルディオラ新監督が24日の会見に努力して覚えたドイツ語で臨むことを明らかにしている。

■更なる強化を目指すバイエルン

 グアルディオラ氏は26日に行われる新シーズン初のトレーニングで、チームを引き継ぐ。

 現在のチームでは、昨季に加入したボンフィム・ダンテ(Dante Bonfim Costa Santos)とハビ・マルティネス(Javi Martinez)の2人が1シーズン目で素晴らしいパフォーマンスを見せた他、フランク・リベリ(Franck Ribery)が左サイドで、トーマス・ミュラー(Thomas Mueller)が右サイドで活躍した。

 チャンピオンズリーグの決勝ではトニ・クロース(Toni Kroos)が負傷したためミュラーがCMFに移り、右サイドにはアリエン・ロッベン(Arjen Robben)が投入されたが、このロッベンが試合の決勝点を挙げた。

 また、すでに才能豊かな選手が多くいるバイエルンに、新シーズンから宿敵ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)から移籍したマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)が加わる。ゲッツェは痛めているハムストリグが治り次第、チームの更なる強化に貢献することが予想される。

■グアルディオラ氏の新チーム構想

 バルセロナでの現役時代のチームメイトで、友人でもあるアベラルド・フェルナンデス(Abelardo Fernandez)氏は、グアルディオラ氏が最初はチームに大きな変更を加えないだろうと考える。

 フェルナンデス氏はブンデスリーガ公式サイトとのインタビューで、グアルディオラ監督は「就任したらまずチームの個人的評価を下した後、各選手を分析するだろう」と話した。

 「バルセロナとバイエルンは似ている。どちらとも古いクラブで、長い歴史がある。そしてどちらのチームも選手育成に長けている。フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)やホルガー・バドシュトゥバー(Holger Badstuber)、トーマス・ミュラー、バスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)らはバイエルンのシステムの中で育ってきた。ペップはそういうのを好むと思う」

 一方、バルセロナの監督として就任早々の2008-09シーズンに、サミュエル・エトー(Samuel Eto'o)、デコ(Deco)、ロナウジーニョ(Ronaldinho)を構想外としたグアルディオラ監督は、選手を1軍から切ることをいとわないことを示している。

 バイエルンのストライカー、マリオ・ゴメス(Mario Gomez)はすでにイタリア・セリエA加入が噂されており、ロッベンさえも移籍がささやかれている。(c)AFP/Ryland JAMES