【6月17日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を退任するユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督がドイツメディアのインタビューに応じ、後任のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏が「自分と同じだけの成功を収める」ことを願っていると語った。

 2012-13シーズン、トレブル(3冠)という歴史的な快挙をバイエルンで成し遂げたハインケス監督は、ドイツのサッカー専門誌「キッカー(Kicker)」に対し、「バイエルンがまたチャンピオンズリーグを取れたらうれしいことだ」と語った。

 またハインケス監督はグアルディオラ氏について、バイエルンは自身の後任として正しい人物を選んだとコメントし、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)の元指揮官である同氏の就任を、「今後の世代のためにも正しい決断」と評した。

 バルセロナで14個のタイトルを獲得したグアルディオラ氏は、ミュンヘン(Munich)到着後の1週間をかけてドイツ語習得の最後の仕上げをした後、26日の練習で初めてチームを指導する。

 68歳のハインケス監督はまた、独ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)の日曜版で自身の今後についても触れ、「どのチームでももう監督をやることはないと保証する。堂々とこの世界を去ることができた」とコメントし、監督業を続ける意思がないことを強調した。

 ハインケス氏は今シーズン、バイエルンをドイツのクラブでは初となるブンデスリーガ、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)、ドイツカップ2012-13(German Cup 2012-13)の3冠に導いた。(c)AFP