【6月18日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は14日、月が重なってなって太陽が欠けて見える画像と、同じ時間、同じ位置の月の3Dモデルを合成した画像を公開した。月には大気がないことから、地平線がはっきりと描き出されており、またよく見ると、月の地形も非常に明確に映し出されている。

 この合成画像は、2010年10月7日に太陽観測衛星「SDOSolar Dynamics Observatory)」が捉えた画像で影になっている部分に、無人月探査機「ルナー・リコネサンス・オービター(Lunar Reconnaissance OrbiterLRO)」が収集したデータから割り出した、同じ時間に同じ位置にあるはずの月の画像を重ね合わせて作成したもの。

 SDOが太陽を観測する視界を遮る位置に地球がある時には、地球の地平線はこの画像の月とは異なり、大気によって不明瞭になって見えるという。(c)AFP