【6月12日 AFP】12-13NBAファイナル(7回戦制)は11日、第3戦が行われ、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)が113-77でマイアミ・ヒート(Miami Heat)に大勝した。

 スパーズはゲイリー・ニール(Gary Neal)がプレーオフで自己最多となる24得点、ダニー・グリーン(Danny Green)がゲームハイの27得点を挙げる活躍を見せ、ヒートに1度もリードを許さず、対戦成績を2勝1敗とリードした。

 本拠地AT&Tセンター(AT&T Center)に集まった1万8581人の観衆の前でスパーズは、カウィ・レナード(Kawhi Leonard)が14得点12リバウンド4スティールを記録するなど、大敗を喫した第2戦から立ち直りを見せ、リベンジに成功している。

 また、グリーンが3ポイントシュート9本中7本を成功させたスパーズは、第3クオーターと第4クオーターにそれぞれヒートを圧倒する時間帯を作り、後半だけで63-33と突き放した。

 06-07シーズン以来となる通算5度目のファイナル制覇を目指すスパーズは、大黒柱のティム・ダンカン(Tim Duncan)が12得点14リバウンド、エマニュエル・ジノビリ(Emanuel Ginobili)は6アシストを記録した。

 しかし、スパーズはトニー・パーカー(Tony Parker)が第3クォーターでハムストリングを痛め、ロッカールームに引き下がった。パーカーは12日にチームドクターの検査を受ける。

 過去のNBAファイナルでは、1勝1敗で迎えた第3戦を制したチームが13回中12回シリーズを制しており、歴史はスパーズの味方をしている。第4戦は同じスパーズのホームで13日に行われる。

 一方、ヒートは前半4得点と低調だったレブロン・ジェームズ(LeBron James)が、周囲からのサポートを受けられず、この試合15得点11リバウンドに終わった。

 また、1月上旬を最後に連敗を喫していないヒートは、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)が16得点、ベンチスタートのマイク・ミラー(Mike Miller)が15得点を記録した。(c)AFP/Greg Heakes