【6月11日 AFP】オランダ代表を率いるルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督が10日、欧州3大リーグでの優勝を達成するため、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)後にイングランド・プレミアリーグで指揮官を務めたいと語った。

 バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でドイツ・ブンデスリーガ1部、FCバルセロナ(FC Barcelona)でスペイン1部リーグを制覇したファン・ハール監督は、代表指揮官から引退した際に好条件のオファーがあれば、プレミアリーグで指揮官に就く可能性があると示唆していた。

 11日に行われる中国代表との親善試合を前に、ファン・ハール監督は記者団の前でプレミアリーグの魅力について初めて率直な感想を語った。

   「スペイン、ドイツで王者になった。3番目はプレミアリーグだ。あのリーグで監督をやってみたい。特に雰囲気も良いからね」

 オランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)でも優勝経験を持つファン・ハール監督は、プレミアリーグのトップクラブを指揮する際のプレッシャーに関して問われると、「私がオランダでさらされているプレッシャーを分かっていない」と懸念を払拭した。

 欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)でグループステージ敗退を喫したオランダ代表を見事に立て直したファン・ハール監督に対する、欧州屈指の指揮官であるという評価はさらに上がり続けている。代表チームはW杯ブラジル大会欧州予選のグループDで、2位以下に勝ち点7差をつけて首位に立っている。(c)AFP