【6月6日 AFP】 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は5日、スーザン・ライス(Susan Rice)国連大使(48)を7月に退任するトム・ドニロン(Tom Donilon)大統領補佐官(国家安全保障担当)の後任に起用する人事を発表した。

 野党共和党はリビア・ベンガジ(Benghazi)で発生した米領事館への襲撃事件でのライス氏の対応を批判してきたが、大統領はこれをはねつけ、同氏を「模範的な公務員」だと称賛している。ライス氏はベンガジの一件で批判を浴びたことから、国務長官候補として名前が挙げられていたものの、指名を見送られていた。

 米国人4人が犠牲になったベンガジでの事件について、ライス氏は発生直後に出演したテレビ番組で、計画的なテロ攻撃ではなく、一部の人々による自発的な行動の結果であるとの見解を示していた。これに対し共和党は、「間違った情報を提供し、米国民の判断を誤らせた」と非難していた。

 なお、オバマ大統領は同日、ライス氏の後任となる国連大使にジェノサイド(大量虐殺)問題に詳しく、ピューリッツァー賞の受賞経験を持つアイルランド生まれのサマンサ・パワー(Samantha Power)氏(42)を指名した。(c)AFP/Stephen Collinson