【6月1日 AFP】南アフリカの義足ランナー、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)被告(26)が恋人だったモデル女性を射殺した事件で、現場となった被告宅の血まみれのトイレを写した写真が、英テレビ局スカイニューズ(Sky News)によって公開された。

 同テレビ局が放送した写真には、血まみれの便器と、そのそばの床にできた血だまりが写されている。トイレのドアには、銃弾による2つの穴がノブのすぐ下に開いている。

 ピストリウス被告は、恋人のリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さんを侵入者だと勘違いし、施錠されたドア越しに銃で撃ったと主張。間違いに気付いた後、クリケットのバットを使ってドアを破り、スティンカンプさんを階下に運んで蘇生させようとしたと述べている。

 現場の写真が流出したのは初めて。テレビ局側は、これらの画像の入手経路は明らかにしていない。同局はこの他、スティンカンプさんが被告に渡すつもりだった、ラッピングされたバレンタインデーのプレゼントの画像も放送した。

 計画的殺人の罪で起訴されたピストリウス被告は、6月4日に出廷する予定。(c)AFP