【5月31日 AFP】オーストラリアの首都キャンベラ(Canberra)にある高校を訪問したジュリア・ギラード(Julia Gillard)首相に30日、またもやサンドイッチが投げ付けられた。学校を訪問したギラード首相にサンドイッチが投げつけられたのは今月に入って2度目。

 この日、キャンベラのラインハム高校(Lyneham High School)を訪問した首相が大勢の生徒らと握手を交わしていたところ、首相に向かってパンが投げられた。その瞬間を撮影した写真から、サラミの入ったサンドイッチが握手をしていた首相の左腕をかすめ、首相のすぐ前の地面に落ちたことが確認されている。また、今月は別の学校で、オーストラリアでは一般的な黒くて塩辛いペースト状の食品、ベジマイト(Vegemite)を塗ったサンドイッチが首相に投げ付けられていた。

 ベジマイトを塗ったサンドイッチを投げた生徒は自分がしたことではないと否定したが15日間の停学処分を受けた。サラミ入りサンドイッチを投げた「犯人」はまだ特定されていない。

 ギラード首相はこうしたいたずらに動じることなく、「私がお腹を空かせていると思ったんじゃないかしら」とコメント。首相に同行していたオーストラリア首都特別地域(Australian Capital TerritoryACT)のケイティ・ギャラガー(Katy Gallagher)首席大臣も、「学校には大勢の子どもたちがいるし、子どもは時々、ばかなことをするものよ」と述べ、この一件を笑い飛ばした。(c)AFP