【5月27日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)を制したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督の代理人が、オファーがあればレアル・マドリード(Real Madrid)の指揮官にハインケス監督が復帰するだろうと語った。

 25日にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われた決勝で、バイエルンはボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に2-1で勝利。ハインケス監督は、1997-98シーズンに指揮官を務めたレアル・マドリード時代に続き、欧州サッカー最大の栄誉であるチャンピオンズリーグで2度目の優勝監督となった。

 68歳のハインケス監督は、6月1日に行われるVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)とのドイツカップ2012-13(German Cup 2012-13)決勝後にサッカー界から引退するとかねてから語っており、来季のバイエルンの監督にはジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏が就任することが決まっている。

 しかし、代理人であるエンリケ・レジェス(Enrique Reyes)氏はハインケス監督がまだ引退する心境ではないと明かした。

 レジェス氏はスペインの国営ラジオに対し、「ユップは喜ぶだろう。レアル・マドリードに戻りたがっている。もし(レアル・マドリードの)フロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長が電話をかけてくれば、我々は間違いなく引き受けるつもりだ」とコメントした。

「彼(ハインケス監督)はブンデスリーガから引退しただけであって、受け入れるのはハインケスではなく、フロレンティノ・ペレス会長のほうだ」

 レアルはすでに、3年間指揮を執ったジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が今季終了を持ってクラブを退団すると発表している。しかしながら、後任監督の最有力候補には、現在パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)を率いているカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)氏が挙がっている。(c)AFP