【5月25日 AFP】(記事更新)イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)は24日、アンドレア・ストラマッチョーニ(Andrea Stramaccioni)監督を解任し、新指揮官にナポリ(SSC Napoli)の前監督、ワルテル・マッツァーリ(Walter Mazzarri)氏を迎えることを発表した。

 マッツァーリ氏が今季いっぱいでナポリの指揮官を退任すると表明して以来、同氏のインテルでの就任が噂されていた。

 インテルのマッシモ・モラッティ(Massimo Moratti)会長は今回の人事を認め、「ストラマッチョーニには悪いが、マッツァーリを選んだ。しかしストラマッチョーニの才能とポテンシャルは今でも高く評価しているよ」と話した。

 インテルの今季の悲惨な成績を受け、ストラマッチョーニ氏の解任は決まった。

 インテルは今季、リーグ38戦中16試合で黒星を喫してリーグ9位でシーズンを終え、来シーズンの欧州カップ戦出場を逃した。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督のもと、リーグ優勝、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2009-10)、イタリア杯(Italian Cup 2009-10)の3冠に輝いた2009-10シーズンの後、インテルが手にした優勝トロフィーは2010-11シーズンのイタリア杯(Italian Cup 2010-11)のみに留まっている。

 一方、マッツァーリ監督は今季、ナポリを元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏がナポリで活躍した1990年代頭以降では最高位のリーグ2位にまで導いたまた、ナポリは同監督指揮のもと、2度のチャンピオンズリーグ出場を決めている。

 マッツァーリ氏はナポリから自分のスタッフと、選手のカミロ・スニガ(Camilo Zuniga)を引き連れてインテルに加入するとされている。(c)AFP