【5月22日 AFP】第96回ジロ・デ・イタリア(2013 Giro d'Italia)は21日、第16ステージ(ヴァッルアールからイヴレア、238キロメートル)が行われ、モビスター・チーム(Movistar Team)のベニャト・インチャウスティ(Benat Intxausti、スペイン)がステージ優勝を飾った。

 アスタナ(Astana)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)は、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のカデル・エヴァンス(Cadel Evans、オーストラリア)、スカイ(Sky Pro Cycling)のリゴベルト・ウラン(Rigoberto Uran、コロンビア)とともに首位から14秒遅れでフィニッシュし、総合首位(マリア・ローザ)の座を守った。

 エヴァンスは1分26秒、ウランは2分46秒差でニバリを追っている。

 フランスとイタリアの国境付近のモン・スニ(Mont Cenis)峠の登りで22人の選手が逃げを打ち、一時はニバリとアスタナのチームメイトから約5分のリードを奪ったが、残り20キロメートルとなって吸収された。残り11キロメートルほどで、エヴァンスとウランもニバリを含む集団に追いついた。

 アスタナのタネル・カンゲルト(Tanel Kangert、エストニア)が残り6キロメートルでアタックを仕掛けると、インチャウスティらが追随。自身3度目のジロ参戦となったインチャウスティは、カンゲルトとの最後のスプリント勝負を制し、5時間52分48秒でグランツール初勝利を手にした。(c)AFP