パキスタン・カラチの総選挙再投票、クリケットの元スター選手の党が勝利
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【5月21日 AFP】19日にパキスタン南部のカラチ(Karachi)の1選挙区で行われた総選挙の再投票で、クリケットの元スター選手、イムラン・カーン(Imran Khan)氏が率いる野党パキスタン正義運動(Pakistan Tehreek-e-Insaf、PTI)が勝利した。選挙管理委員会が20日、発表した。
今回の再投票は、11日に総選挙の投票が行われた際、同国最大の港湾都市にして経済の中心であるカラチの富裕層が多い選挙区で票の水増しがあったという指摘を受けて行われたもの。厳戒態勢の中、43か所の投票所で投票が行われた。前日の18日には、PTIの女性幹部がカラチ市内の自宅前で銃殺される事件が起きていた。
総選挙では、ナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)元首相が率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(Pakistan Muslim League-Nawaz、PML-N)が勝利を収め、14年前のクーデターで失脚したシャリフ氏が、前例のない3期目の首相に就任することが見込まれている。暫定公式結果によると、カーン氏のPTIは、選挙前の連立与党の中心だったパキスタン人民党(Pakistan People's Party、PPP)に次ぐ第3党となった。(c)AFP
今回の再投票は、11日に総選挙の投票が行われた際、同国最大の港湾都市にして経済の中心であるカラチの富裕層が多い選挙区で票の水増しがあったという指摘を受けて行われたもの。厳戒態勢の中、43か所の投票所で投票が行われた。前日の18日には、PTIの女性幹部がカラチ市内の自宅前で銃殺される事件が起きていた。
総選挙では、ナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)元首相が率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(Pakistan Muslim League-Nawaz、PML-N)が勝利を収め、14年前のクーデターで失脚したシャリフ氏が、前例のない3期目の首相に就任することが見込まれている。暫定公式結果によると、カーン氏のPTIは、選挙前の連立与党の中心だったパキスタン人民党(Pakistan People's Party、PPP)に次ぐ第3党となった。(c)AFP