【5月17日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke04)に所属する元ドイツ代表のクリストフ・メッツェルダー(Christoph Metzelder)が16日、現役引退を発表した。

 メッツェルダーは記者会見で、「すべての事に感謝している。この13年間でさまざまな経験ができた。正直に言うと、最後の数か月は拷問だった」と語った。

 シャルケは18日にアウェーでSCフライブルク(SC Freiburg)とのリーグ最終節を控えており、今季4試合しか出場していない32歳のメッツェルダーにとって、故障に悩まされたシーズンの最後を迎える。

 2002年のW杯日韓共催大会で準優勝、2006年のW杯ドイツ大会で3位に入ったドイツ代表の一員であるメッツェルダーは、同国代表として47試合に出場しており、スペインに敗れた2008年の欧州選手権決勝が代表選手として最後の試合になった。

 度重なる故障に苦しんだメッツェルダーは、2000年から2007年までボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属し、その後スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)で3シーズン在籍した後、シャルケ04(Schalke04)に加入した。

 ブンデスリーガで長年プレーしてきたメッツェルダーは、リーグ通算178試合に出場し4得点を記録している。(c)AFP